リボ払い地獄の日々
私は20代前半、アパレルのお仕事をしていました。
ショップでは店内に売られている商品の着用が義務づけられていたので
毎月ショップの洋服代だけで5万近く使っていました。
そんなに使っていたら、心は満足してニコニコかと思いきや、洋服を買ったという喜びの感覚がなくて、
まるで、スーパーでお菓子を買ったぐらいの感覚です。
完全に感覚が異常でした。
勤めていたショップの洋服だけではなく、セレクトショップで買い物したり、「何かないかな」という
買い物依存症に完全に陥っていました。
そんな生活をしていたら当然、収入と支出のバランスを崩し、カードでリボ払いという恐ろしい支払い方法に
手をだす始末。
30万ぐらいに膨らんだリボ払い地獄。
ショップの先輩はさらに上を行く100万リボ払いと笑って言っていたので、こんなものかと
さほど気にもしていませんでした。
いつもお気に入りを求めて、買い物しては失敗、買い物しては失敗の日々。
大量の洋服が部屋を埋め尽くし、いらない洋服はリサイクルショップで売る生活。
貯金もない状態でした。
無知とは本当に恐ろしいものです。
結局貯金ゼロではありましたが、主人と結婚することになり、会社の退職金でリボを全額返済し、
ピンチを切り抜けました。
結婚してからも買い物依存症の禁断症状に苦しみましたが、それ以来リボ払いという危険な支払い方法は
していません。
買っても、買っても気持ちって満たされないのです。
自分らしさを求めてもがいていたのかなとも思います。
自信のなさが根底にあったと思います。
今も自信はないけど、身の丈にあった自分らしい生活が心を安定させているように思います。
ミニマリストという方々の影響を受けて日々断捨離に励む毎日。
物にあふれた生活の何倍も今の自分に満足しています。